好きな曲です
”無線が切れた さよならをした”
出だしのこの情報と曲名だけで、曲が持つ世界観を瞬時に把握することができる
最低限の情報量でリスナーの想像力をここまで引き出すことができるのはさすがの坂本慎太郎である(人生で一人だけ彼のことを「シンちゃん」と呼ぶ人にであったことがある)
”好きな人 好きな場所 好きな星 好きな丘 好きな山 好きな谷 好きな川...”
母星の愛した景色をただひとり追想してゆくこの一幕、涙無しでは聴くことができない
故郷での美しい記憶を慈しみ永遠の孤独を静かに受け入れるような感覚、僕が死ぬ際もこのようであれたらと切に願います